虹の向こう

アイドルと共にともに。

ピンクとグレーを読みました。

ゆうてぃーが主演する映画の原作「ピンクとグレー」を、映画公開前に読むか読まないかは長らく迷ってここまで来ました。が、映画に関する情報が徐々に解禁されるにつれて、あらすじから映画の本筋とも取れる内容に触れる機会があり、またツイッター上でも原作を読んだファンの方が内容に関するツイートを呟くことも多くなりました。JUMPのファンの方を全員ミュートにして公開まで過ごすことも、ツイッター絶ちすることもできないツイ廃人間は、いよいよ重い腰を上げて原作を読むことにしました。

既に発表されているキャストの方を登場人物になぞらえて原作を読み進めました。
りばちゃん役の菅田くん、サリー役の夏帆ちゃんは、すんなりと私の頭の中で各役として動き回ってくれました。
ただ、ごっちは、もうずっと、ゆうてぃーが本当にごっちを演るのかと。ごっちが頭の中で動く度に、これもあれもゆうてぃーが、スクリーンの中で演じることになるのかと、章が終わる度に再確認しては、感嘆の溜め息を漏らしていました。それは、嬉しいとか、嫌だとか、そういったことではなくて。
思えばゆうてぃーが今まで演じてきた役柄は、設定や外見に違いはあれど、いつも素直に真っ直ぐ思いや感情を表現する役ばかりでした。それは実際のゆうてぃー本人にも通じるところがありました。しかし、今回のごっちはそうではありません。まず、想像が追い付かないということ。それでいて、こちらが抱いているゆうてぃーのイメージにはない、ごっちに通じるゆうてぃーの一面も実際はあるのかもしれないし。あるのかないのかは重要ではないのですが。

どうなるんだろう、という思いです。
ゆうてぃーの挑戦であったことは、きっと間違いなく、公開が楽しみであることははっきりしています。

原作の小説は、興味深く読みました。終盤には涙を流していました。でも悲しいのかと言えば、それだけじゃなくて、りばちゃんとごっちがオニアンコウになっていく過程が、とにかく切なかったです。

ゆうてぃーの初出演、初主演の映画はそれだけでも大切にしたいことだったのですが、原作を読んで、よりその思いが強くなりました。
本当にこの作品を大切にしたいと思います。